幼稚園での日本語教育活動

みなさんこんにちは!

台湾で生活してみて驚いたことの一つに、周りの大学生が驚くほど日本が好きだということがあります。寿司、東京という世界的に有名なことだけでなく女優やドラマ、言葉にも詳しく、いつも驚かされています。

大学近くの幼稚園 「淡水幼稚園」でも日本語の教育が行われています。今回は機会があって淡水幼稚園に伺って60人くらいの子どもたちと交流し、日本について教えてきましたので、その活動を紹介したいと思います!

今回、この幼稚園を紹介してくれた方は日本に長く住んだことがあり、この幼稚園にも何度か日本について教えに行ったことがあるそうで、ここの子どもたちは日本についてとてもよく知っていました。子どもたちが日本や日本語に興味を持つために、私ほとんどすべて日本語で話しました。

 

まずは日本について写真を見せながら知っていることを聞いて行きました。富士山や桜、寿司、東京という言葉だけでなく、富士山が火山ということや東京の場所まで知っている子どももいて驚きました。日本に旅行に行ったことがある子どもも多かったです。寿司になぜ酢を混ぜるのか聞いてみると、

「おいしいから!」、「握りやすくするため!」

などさまざまな答えが出たのですが、冷蔵庫がなかった時代に腐りにくくするためだよ、と教えると驚いていました。ほかにも

「福岡の場所は?」、「好きなお寿司のネタは?」

などと質問すると、子どもたちはとても積極的で、たくさんの子どもが手を上げてくれました。

 

今回はクリスマスが近いと言うことで日本のクリスマスの歌、「あわてんぼうのサンタクロース」の歌とダンスを教えました!台湾でクリスマスの歌というと日本でもおなじみの「ジングルベル」の歌が浮かぶようで、先生と子供たちが中国語バージョンで歌ってくれました。クリスマスということで私たちはサンタさんやトナカイの格好をしました。

まずあわてんぼうのサンタクロースの歌を聞いてもらい、その後意味を中国語に訳してもらい、子どもたちに教えます。その後ワンフレーズずつ、複数回復唱して歌詞を一緒に練習します。子どもたちはみんな大きな声を出してくれました。

その後ダンスを一緒に練習しました。歌詞を勉強するときと同じようにワンフレーズずつ、歌詞の意味に合わせた自作の振り付けを教えます。子どもたちは覚えが早く、何度か繰り返し練習するとすぐに一緒に踊ってくれました。友達と手をたたく振り付けなどは本当に楽しそうに踊ってくれ、その後現在練習中の「エビカニクス」という別の日本語の歌のダンスも見せてくれました。わずか1時間ほどの交流でしたが、最後にはみんなと握手をしたり、写真を撮ったりするまで仲良くなることができ、子どもたちも日本語の歌への興味も深まったようでした。私たちもとても楽しむことができ、子どもたちも楽しんでくれたようでした。子どものときに違う国の文化に触れる機会があることは、子どもたちにとっていい機会だと感じました。