台湾留学に興味を持っている人へ
日本で中国語を専攻している大学生が、半年間(四か月)の交換留学にきて感じること・また日常生活における様々な「リアル」をお届けします。
今回は「言語を学ぶということ」です。
初めに私がなぜ中国語を学ぼうと思ったのか、きっかけについて話します。
学び始めたのは高校生二年生のころです。
国際コースがある高校に通っていたので二年次に第二外国語を選択することができました。(韓国語と中国語の二種類がありました。)
なぜ中国語を選んだか?それは消去法です。
あの時はとにかく韓国ブームで、韓国語を独学で学んでいる人が多く、できる人と一緒にやってもテストで差ができるし嫌だなぁ、と思い中国語を選択しました。
中国語を学び始めて、中国語が好きになりました。
第二外国語ではあったけれど成績は常に上にいました。
(周りが全くやる気がなかったのですが)
大学を選ぶ時も、中国語を学べる大学にしようと思っていました。
あの時、日本で言語学ぶ事しか頭になく、実際に現地に行って学んできなよと
助言してくれる人もいませんでした。(例がなかったみたいです)
これを見ている方はまだチャンスがありますよ。
日本で学ぶということは、外の世界を知らないのに外の世界を学んでいるのと同じことです。
もちろん国内だけでも語学力は十分につくと思います。しかし、それはすべて日本人向けの教科書の中の言葉です。
一方、台湾の学校の正規生として学ぶ事は、一歩踏み出すことにとても勇気がいる事だと思います。しかし教科書の文法や使われる言葉にとらわれることなく、ネイティブな表現やその世界を見ながら学ぶ事ができます。
実際に来てみて感じることは、私の話している言葉が外国人みたいであること。
一方正規生として台湾にいる日本人の使う言葉はとても自然だということ。
留学経験が初めてな私にとって、その差が分かってしまうのはかなり辛かったです。
自信もなくなるし、やらなきゃ!覚えなきゃ!という焦りがすごいです。
もし、私も大学選択時に「正規生になる」という発想があったなら、絶対にそうしていました。
私は半年(実質四か月)でもうあと残りの留学生活は2か月しかありません。
この半年という期間の中で何を学び得ることができるのか、焦りと不安でいっぱいです。
言語を学び始めた時点で、日本で学ぶのとその国に行って学ぶのとでは最終ラインが全く別のものになります。
台湾に来て見て思うのは、正規生うらやましい。
日本にいると「勉強」になるものが、こっちにいると「日常」だから。
あの時選択肢がもっと広がっていれば・・・・と過去を振り返る事は良くないですが、来てみて、切にそう思います。
台湾は親日で、とても来やすい国だと思います。
しかし、住むことと旅行することは全く違うし、
留学はそんなに甘くないなと感じています。
このブログが、皆さんの未来の一つの選択材料になればいいなと思います。